家庭でできるSTEM教育
STEM教育は学校ではもちろんのこと、家庭内でも行うことができるのをご存じでしょうか。
大きく分けて日常の中で行う方法と、パソコンや教材などを使った二つの方法に分けることができます。
まずは教材を使わずに日常生活のなかで生活や遊びを通じてSTEM教育を行う方法を紹介します。
■ブロックを使ったあそび
子どものころ誰もが一度は経験したことがあると思うのが「ブロック遊び」です。実はこのブロックというのは指先を使いながら遊ぶため、大脳を活性化し、記憶力や思考力がアップするなど子どもの成長によい影響を与えることができるんです。
また、算数の基本となる数の数えかたや長い、短いの判別、バランスや構成を考える力が身につくため、STEM教育に最適なおもちゃといってもいいでしょう。
特にバランスやスペースを考えながら組み立てていくため、空間能力や想像力が育つほか、もし失敗しても何故失敗したかという原因を考えてつくりなおすため、課題解決能力もみにつきます。
■料理
料理というのは必ず手順があります食材や調味料はどういったものが必要になるのか、どのような順番で行っていくのかという順序を考えるなど、論理的思考を養うことができます。
また、何人分作るかによって食材や調味料の量を調整したり、出来上がった料理を人数分お皿などに取り分けるので、算数のスキルが身に付き、熱を加える、冷ます、乳化させるなど科学的概念に触れる場面にも多く遭遇します。
実際STEM教育の現場においても子どもが料理をするという事はとても重要視されており、料理には芸術性や感性があり、料理から受けるインスピレーションは子どもの創造性を刺激するといわれています。