STEM教育を実施する上での課題・問題点
日本でもSTEM教育の導入を促進していますが、やはりまだまだ課題も多く、導入が順調に進んでいないと言われています。
何故進まないのか?その課題や問題点を紹介します。
【課題・問題点について】
1.STEM教育の指導者が少ない
まずあげられるのが「STEM教育」を指導できる先生(指導者)が少ないことです。これはそもそも教える立場の指導者がSTEM教育を受けてこなかったというのもありますが、専門の教育育成機関がないため、専門的なSTEM教育を実践する指導者がすくないのです。
特にプログラミングなどの専門分野などは大学や専門学校から教授や講師を招いて教員への専門的な指導が必要になるでしょう。
2.統一されたカリキュラム・教材がない
STEM教育を実践しようとしても統一されたカリキュラムや教材があるわけではないのです。通常の学校教育であればある程度決まった中から教材を選んで指導できますが、STEM教育の場合は一応文部科学省から「小学校のプログラミング指導事例集」のようなものが公開されていますが、どのように取り組むかは学校や教員の方針によって異なる為、学校の判断に大きく左右されることも多いです。
3.環境の整備
端末の整備やインターネット環境の整備も大きな課題の一つです。これは学校だけでなく、地域や家庭にも関わってくる複雑な問題です。といのも各家庭によって事情がことなるため、どの家庭も平等に教育を受けられるようにするには一筋縄ではいかないでしょう。